2019.07.01
これからどうなる?新しい働き方の今と未来について|ラフノート株式会社
ラフノート代表の西小倉さんが展開されている「あるきながラジオ」に、コデアル代表の愛宕が出演。新しい働き方の今と未来について対談しました。
<西小倉宏信さん プロフィール>
ラフノート株式会社 代表取締役として就職せずに2007年に起業。「TimeCrowd」「Collect」「245cloud」など時間に関するアプリを開発。2013年からリモートワークとフリーランスを支援。管理画面チラ見せ♡ナイトを主催。
働くをもっと自由に。コデアル株式会社CEO。即戦力の複業求人プラットフォーム「CODEAL( http://codeal.work )」運営。Twitter( @shotaatago )、ブログ( https://note.mu/shotar ) では、複業やリモートワークを支援するためのノウハウや日々の思いを発信中。
一般的に、働き方改革や新しい働き方って本当にできてるの?
西小倉さん)コデアルというサービスを運営されている愛宕さんです。よろしくお願いします。
愛宕)コデアルの愛宕です。よろしくお願いします。
西小倉さん)コデアルのサービスは詳しく話してもらおうと思うのですが、複業、リモートワークで働くエンジニアとつながれるサービスで、うちも一度、1年契約させてもらってました。
愛宕)ありがとうございます。
西小倉さん)Twitterでは濃い目の投稿を見かけますが(笑)、しゃべる機会、音声が世に出ることってありますか?
愛宕)あんまり音声コンテンツで僕がしゃべってるのって無いと思います。
西小倉さん)そうやんね!結構レアな。
愛宕)そうです!レアですね。
西小倉さん)今日は新しい働き方についても盛りだくさんで話したいですが、愛宕さんからの自己紹介から。
愛宕)今、Twitterっていう話も出たので、@shotaatago で検索してもらえたら。シンプルにいうと、コデアルという社名にもなっていますが「個人の個(「個である」)」からきていて、個人が仕事に合わせるのではなく、個人に仕事があわせられる世界をつくりたい。働くをもっと自由にしたいというビジョンで、エンジニアの利用が多いですが、コデアルという即戦力の複業プラットフォームをやってます。今日は西小倉さんと働くをもっと自由にしているエピソードを一緒に話せたらうれしいなと思っています。
西小倉さん)最近思うのは、働き方って変わってると思うんだけど、テレビとか余りみないからですが、僕のソーシャルグラフ(ウェブ上における人間の相関関係。または、その結びつきの情報)が、新しい働き方やってる人が多いから、ファイナリティなのか、本当に日本全体が、新しい働き方の社会になっているのか・・・。ちょっと混乱してて。いろんな企業が複業解禁してて、働き方改革って言って、そういう就業規則になっているけど実際は上長の許可がいるからおりないとか。実は誰もやってませんよみたいな。表向きの複業と実際のギャップや新しい働き方をしているところもあったり、情報が錯綜している気がして。
今回、Podcastは80回目くらいだけど、実際に複業、フリーランスをして上手く行った事例もあえば、新しい価値を生み出しているわけじゃないですか。今までやったことのないことを実現している。一方で、いままで問題になってなかったコミュニケーションの課題や新しい課題もあって、どっちもあるなと。当事者の生の声を無編集で配信してきました。
愛宕)なるほどねー。ものすごくシンプルにいうと、さっき西小倉さんがTwitter見てて、ソーシャルグラフの一部の人がという話から、やっぱりSNSの配信って偏りがあると思うんですよ。どうしても、発言できる人って会社の代表の人やフリーランスの人の方が言いやすい側面がある。会社にサラリーマンとして所属している状態だったら、なかなか喋れないことが正直あるのかなと思っているので、あまりにSNSばかりだと・・・。FacebookもTwitterもエッジランクなどで見たいものしか見ないように設計されているから。見たくないものが見れなくなってしまう。興味関心でつながれるがゆえにみたいなのを理解した上で、聞くといいかなと。
僕も、こないだ面白かったのが、出身が長崎で地元の結婚式へ行った時に、「働くをもっと自由に」って(リモートワークで仕事を)してるんだって話すとすごく怪しまれて・・・。「何言ってるの?」って感じだった。
コデアルは20名くらいスタッフがいて、リモートワークもフルリモートしている人もいます。オフィスに週1回くる人もいます。だから当たり前だけど、やっぱりそのギャップはめちゃくちゃあるな〜という感じでした。本当に(リモートワークを)やってるところと、やってないところの断絶感がすごいありますよね。
エンジニアは新しい働き方に向いている。2020年を節目に、今後は業界問わず新しい働き方が広がる
西小倉さん)コデアルのサービス利用者はエンジニアが多いですよね?エンジニアって、僕たちも思いますが、うちの会社を説明すると12年会社をしていて、エンジニアの採用には自身があって、コード見ればわかるから。
愛宕)さすが!
古屋さん)でも、エンジニア以外の採用はことごとく失敗してて・・・。
愛宕)え!西小倉さん、それ聞きたい!
西小倉さん)いやー。わからんもん。笑
愛宕)わからん!笑
西小倉さん)(応募者が)「数字上げられます」って言われても(実際は)わからない。
愛宕)でも、働いてみたらわかりません?
西小倉さん)もちろんもちろん。働いてみてダメだったね・・。みたいな感じに無限ループみたいな。
愛宕)無限ループなんですか?それは、ちょっとトライキャッチしたいところではありますね。
西小倉さん)あー!コデアルもエンジニア以外も対応してますもんね。エンジニアが新しい働き方に向いている。実際にフリーランスやリモートワークをしている人が増えてきてますが、今後はエンジニア以外も新しい働き方をするにはどうしたらいいか?っていう議題もありますよね。
愛宕)時間が関係すると思っていて、今後、就業人口がこんな風に推移していきますよね?というグラフもよく出てくると思いますが、あれを見ていると、ひとつ2020という節目はあるのかな?と思っていて、ソレ以降は自然と職種、業界問わず広がっていくものだと僕らも感じていますし、1年ごとに(働き方が)自由になっていっているなと。(コデアルの)サービスを提供していく中で、いろんな人と話をして感じます。
西小倉さん)やってて、手応えを感じてる?
愛宕)そうそう。西小倉さんともPodcastで場所問わずに出来ているわけですし。
西小倉さん)たしかに、僕も大阪にいますし。愛宕さんは東京にいて。
愛宕)妻の実家が高知なので、東京と高知を行ったり来たりしているから、それも「働くを自由に」なっているおかげ。子供と遊ぶ時間も、働くことが不自由だとできなくなっちゃうんで、これは絶対くるだろうと。子供ができてから、さらに思うようになりましたね。起業したばかりの頃、東京で一人でやっていると、どこでもいいんじゃない?とあまり、そこに関する価値を感じてなかった。
西小倉さん)子供お二人目ができて、すごい実感してると。
愛宕)実感してますね。(自分が)働くをもっと自由にのビジョンであるコデアルユーザーでもあるし、お客様から話を聞いていると、そういう文脈からの相談が多くて、価値ある仕事をするために、働くを自由にすることが実はいいんじゃないかっていう価値も感じてますね。
西小倉さん)わかる。わかる。こないだ、全体ケプト(KPT:※1)というのをして、プロジェクトのケプトではなく、会社として思っていることの、keep problem tryを検証するっていう。keepで1番よかったのは、働き方(リモートワーク)でした。みんな子供がいて、保育園問題もあるし、共働きの人も多いわけで。その中で、エンジニアは引っ張りだこじゃないですか?単価も高騰していて、ウチにいてくれるところの一つの大きな要因として働き方(リモートワーク)だと思うんですよね。それは、助かっていると言われている。あと、シングルマザーやシングルファザーもいる。
※1:KPTとは、行ってきた仕事や活動を振り返る際に、「継続」「問題点」「挑戦」(keep problem try)の3つの視点で整理するフレームワークのこと。
愛宕)なるほど。
西小倉さん)シングルファザーの人では、働きながら子供が二人いて、町田から東京まで通勤していましたという人もいます。
人との違いや価値を共にわかり合うことで、いいコミュニケーションが出来て楽しく働ける
愛宕)すごい思います。コデアルでも、介護の兼ね合いで、リモート(ワーク)で仕事をすることになった人もいます。その人はご結婚されていないですが、なんというか、僕は結婚して子供がいる、他には結婚してない人もいる、20代、30代、40代と年齢層もバラバラなんです。個人を尊重する、個人の個からコデアルとなったので。どれが絶対いい!とかもなく、画一的な幸せとか、画一的なものがいいでしょ?と押し付けるのが自分自身も結構キライで。
最近読んだ「異文化理解力」みたいな本があって、国が違うとどういうコミュニケーションをとるか、そもそものあたりまえが違う。みんなの前で起こるのは良くないよっていうのは日本的だし、国によるんですよ。ハイコンテキスト(※2)な文化かどうかによって、全然違うという感じで、すごく面白かったんですけど、そういう人との違いや大事な価値を共にわかりあっていれば、いいコミュニケーションができるし、楽しく働けるし、そこに意義がすごいあるんじゃないかなと個人的には思ったりします。
※2:ハイコンテキストとは、コミュニケーションや意思疎通を図るときに、前提となる文脈(言語や価値観、考え方など)が非常に近い状態のこと
西小倉さん)そうだよね。以前、キャスターの人にインタビューした時に「会わずに仕事をする」っていう文脈の話で、会うとか会わないとかじゃなくて、そういうコンテキストが大事で、毎日オフィスに行っても、そういうコンテキストが共有できてなくてコミュニケーションロスしてる現場もあれば、逆にリモート(ワーク)だったりするけど、コンテキストを握ってるから、すごいスムーズに仕事がすすむ場合もある。
愛宕)めちゃくちゃわかりますね。元々、同僚と起業して会社やってるから、阿吽の呼吸でわかってるみたいな。文脈の共有、それに頼りすぎてもいけないっていう難しい所がある。バランスだといつも思うんですが、言語化や型化をして一緒に仕事をしやすい環境をつくることも重要だったり。文化として文脈が共有できていることも重要だったり。そのバランスをどう置くかっていうのが、自分もお仕事させていただく上で悩むことですね。
西小倉さん)コデアルって取締役、コアメンバーって何人いる?
愛宕)僕ともう一人で二人ですね。
西小倉さん)ツートップで、社長と副社長みたいな感じ?
愛宕)そうです。
西小倉さん)エンジニアではなく?
愛宕)ビジネスサイドです。
西小倉さん)取締役とは普段会わずに仕事してる?
愛宕)そんなに会ってないですね。週1回会うかなとい感じ。時期によってかわりますね。
西小倉さん)みんな自宅で仕事してる?
愛宕)自宅の人もいれば、神保町にあるオフィスに来ている人もいる。
西小倉さん)取締役とは週に1回会う状況でも阿吽の呼吸でコンテキストを共有してるのって何でなんですか?元々、友達だったとか?
愛宕)もともと。僕が少し働かせてもらっていた会社で一緒に仕事をしたことがあって、そういう関係性があるから。それに、普段の仕事でコミュニケーションを取る量を増やすほど、共有されるものって大きくなると思うので。
西小倉さん)愛宕さんは会うことの大事さも感じている?
愛宕)西小倉さんと前に話したことがあるかもですが、普段会わないからこそ、会うときを大切にしたいみたいな話をされてませんでした?
西小倉さん)そう、毎日会わなくてもいいけど、結構、会う派。
愛宕)会う派ですよね。会う価値って何なんですかね?僕、あんまりわかってないなって話ながら思ったんですよ。
西小倉さん)今、同席してもらってる広報の人も一度も(直接)会ったことがないんですよね?
愛宕)ないです。仕事一緒にしてますけど。
西小倉さん)完全リモートのGitHubの人が、年に何回かはサンフランシスコに集まるらしく。
愛宕)そういう意味だと、来週、全社会です。リアルに会いますね。
西小倉さん)知り合いのリモートの会社が、送迎会だけはリアルで皆が集まるらしくって、一人辞めるたびに100万円かかるっていう。笑
愛宕)(爆笑)それ、ヤバイ。たしかに、交通費とか会社が負担してますが、結構(お金が)出ていく感覚ですね。
西小倉さん)やっぱり会うの大事?
愛宕)うーん。一旦、やってみてる。やっぱり、LIVEのイベントに行ったみたいな感じで、エモーショナルな空間を会った時に持ててるなと思ってるので、やってみて・・って感じですね。(全社会を)半年に1回はやるんですが。
西小倉さん)年2回はやるんだ。あっという間に時間がたってしまいましたが、最後にコデアルのサービスについて話してもらえますか?
愛宕)最後、告知みたいになっちゃいますが、コデアルというサービスは、「即戦力複業ならコデアル」といって、働くをもっと自由に、複業、リモートワーク、単価が高いというような求人が出ているプラットフォームです。コデアル上で仕事を見つけて、(企業と)対等なやりとり、契約ができるよう契約書までオンラインで締結して仕事ができる。興味があればのぞいてみてもらえればと思います。
西小倉さん)なるほど!コデアルの愛宕さんでした!ありがとうございました!
愛宕)ありがとうございました!今日は楽しかったです!