2025.01.27
フリーランス活用の成功事例:丸紅 ✕ ワーカー特別対談 エンタープライズ企業がテックダイレクトを選んだ理由とは?(後編)
今回はテックダイレクトの利用を通じて課題解決に成功した丸紅株式会社芹川さんと、フリーランスとして丸紅株式会社の案件を担当されているエンジニア柏村さんとの対談をお届けします。
後編では、スカウトを受け取ったエンジニア柏村さんの目線から、丸紅社のプロジェクト参画までの経緯にスポットを当てたうえで、芹川さん(丸紅株式会社)に今後のフリーランスの方との協業に関する展望をお聞きしました。(前編/後編)
総合商社ならではの広範なネットワークと豊富なノウハウを最先端のデジタル・テクノロジーと掛け合わせることで、分野や業界を問わず縦横無尽にDXを支援している。特に、”内製組織によるアジャイル開発によるクイックな実装”を強みとしている。
2022年 東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。情報理工学修士(数理最適化に関する研究)。大学院修了後、丸紅株式会社に入社。入社後は、物流関連最適化システムの開発や、生成AIを活用したグループ会社向けChatbotアプリの開発など丸紅グループを横断したプロジェクトに参画。
フルスタックエンジニア・ソリューションアーキテクトとして、システム開発や AI を始めとした最新技術の導入・検証など、様々なプロジェクトでデジタル面から企業の発展を支援しているフリーランスエンジニア。フリーランスとしての働き方を追求中。
- 丸紅グループ内でのデジタル案件が量的に増え、質的にも高度化していく中で、社内の人的リソースのみでは対応が難しい状況になり、外部からのリソースも活用する必要があった。
- 業務要件や顧客ニーズの日々の変化に追随した対応を行うため、少人数且つ柔軟な形での開発が可能なチームが必要であった。
テックダイレクトで出会えた強みを最大限に発揮できる理想的なプロジェクト
柏村さん、テックダイレクトを使っていて、丸紅さんのような企業からスカウトが届くことを想定していましたか?
エンジニア柏村さん:丸紅社はいわゆるエンタープライズに分類される総合商社で、先ほどもお伝えしましたが、ソフトウェア開発の印象は薄かったので、スカウトを受け取ったときはとても驚いたのを覚えています。
フリーランスとして丸紅社に参画しているメリットはありますか?
エンジニア柏村さん:今や非IT系の事業会社と言われる会社が、自分たちでもシステム開発をしないといけないという時代になってきたと感じていました。
ただ、私自身がそのような事業会社へ転職するというよりも、様々な選択肢を持ちながら、色々なプロジェクトに関わりたいと考えています。
その目的を実現するためには、フリーランスという立場から多様な経験とスキルを活用し、即戦力としてプロジェクトに積極的に貢献できるポジションが自分にぴったりだと思います。丸紅社はそれこそ非IT系の事業会社でありながら、デジタルを駆使した新しい取り組みを様々に行われているので、それに関わっていけることは非常に理想的でした。
ご自身のキャリアや強みは丸紅さんの案件で活かせていますか?
エンジニア柏村さん:フルスタックエンジニアとして開発できるのが自分の強みですが、自分の能力を持っている限りの全ては活かせていると思います。
クラウドやフロント・バックエンド、AI などの技術面もそうですが、アーキテクチャ、仕様整理、テストなど超上流から下流までの一連の知見も含めて活かせているかと。芹川さんいかがでしょうか?
芹川さん(丸紅株式会社):はい!活かしていただいていまます!
エンジニア柏村さん:ありがとうございます!今後もフリーランスの強みを活かして、様々な興味のあるプロジェクトに挑戦していくことで、マルチ・ポテンシャライトなフリーランスを目指したいと思います。
フリーランスとの協業で期待される今後の更なるビジョン実現
芹川さん、丸紅社とフリーランスの方との協業に関する、今後の展望を教えてください
芹川さん(丸紅株式会社):我々の部署のミッションは、グループ企業やその関連の会社様の中で発生した「実現したいもの」を“柔軟に・高速にデリバリーしていくこと”だと考えています。そしてそのためのリソース確保や、組織作り、ノウハウの蓄積もまた使命のひとつです。
そういった目的の実現のために、フリーランスの方々の経験を引き続きお借りしていきたいと思っています。
他の部署への展開は考えられますか?
芹川さん(丸紅株式会社):それが理想だと思います。例えば電力などのエネルギーをはじめとしたIT以外の分野でも、丸紅としてより高い付加価値を提供するためには、今やソフトウェア開発を避けて通れない状況になってきています。ソフトウェア開発能力がそのまま事業の強みになる世界においては、それぞれの部署の中で、内製してプロダクトを作れる体制があるのが理想です。まずは丸紅グループの中で我々の部署が開発リソースのハブになりつつ、フリーランスの方々を初めとする多くの方の力を借りて柔軟な開発体制の効果を全社に示しながら、理想の実現に向けて努力していきたいです。
「なぜあなたが必要か」を言語化することが採用成功のカギ
最後になりますが、今回柏村さんとの出会いを実現した“テックダイレクト”を使い始める企業様に向けて、アドバイスいただけますか?
芹川さん(丸紅株式会社):フリーランスの方とプロジェクトを一緒に進めるにあたっては、まずはスカウトメッセージや面談で、具体的な内容をお伝えすることが重要だと思います。それぞれの会社の現状や進行中のプロジェクトについて透明性を持たせるたうえで、「なぜあなたが必要か」をしっかり言語化することで、その案件に最適なフリーランスの方からお返事をいただきやすくなるのではないかと考えています。
お二人とも、インタビューのお時間をいただき、ありがとうございました。
今後もご活躍を楽しみにしております。
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