2020.10.02
コデアル #働くをもっと自由に インタビュー
【インタビュー】網中 誠さん
<プロフィール>
航空宇宙システムの企業に入社。人工衛星の運用、軌道計算プログラム開発からロサンゼルスにある人工衛星メーカーに常駐した経験などを経て、大分にUターン後20年以上勤めたIT企業を退職。2020年1月からフリーランスでAI開発の分野を中心に活躍。
いまの「働く役割」を選んだ理由は?どんな役割を担っていますか?
これまで20年以上勤めたIT企業では、課長として管理職まで経験しました。わたしは技術者なので、技術開発が好きだったこともあり、以前から興味があったAIについて独学で3年間学んだのち、その技術を活かすため業務委託(フリーランス)の働き方を選びました。
大分県にいながら、東京のお仕事が中心!
フリーランスになってからは、病院の研究テーマを支援するAIや、すでにあるAI技術の精度を上げるため再学習の機能を支援する開発に携わることができ、すべて東京のお仕事です。
地元の大分県では未だリモートワークの仕事が根付いていませんが、コロナ禍になる以前よりも、リモートワークで担える仕事が増え、フルリモートの仕事も探しやすくなりました。大分県にいながら画期的なWebシステムの開発に携われるのが、ありがたいですね。
コデアルクラス(役割の基準)「5」の経験を活かした働き方とは?
目的に対して解決できる策はさまざま。あらゆる問題を解決する「突破力」が経験値として活かせる
自分では「突破力」と言っているのですが、あらゆるところで起きる問題に対して、目標に向かって何を解決策として選択するかは、経験上の判断が役に立つことがあると感じています。
ただ、わたしの考えのベースは全て同じで、ある問題に対して解決した状態にむけて差分をどう埋めていくかだけなんです。目的に対して解決策は、いろいろなアプローチのしかたがあります。経験した失敗からの学びがあるからこそ後でふりかえり、どうすればうまくいくかを考え改善を続けた数が、経験値となって活かせるのだと思います。
管理職の長として相談されたあらゆる問題は、お客様先のシステムが止まるトラブルから、社内で誰もやったことのない事をつくっていくなど、場合によっては人と人のコミュニケーションにおけることもありますね。
コデアルクラス(役割の基準)「3」の楽しみとは?
依頼のもと自分からすすんで提案ができる「コデアルクラス3」を担える楽しみは、アイデアをカタチにする工程で「もっと、こうしたほうがいい」と提案ができる余地があることです。
もちろん提案が受け入れられてから実際の開発に進むのですが、これまでの経験を活かしプラスアルファーの価値を提案ができないと、求められていること以上の価値提供にならないと考えています。
業務委託(フリーランス)のやりがいと充実、きもちは社員!
社員だとある程度保証がされていて、ほぼ危ない目にもあうことなく安心ですが会社を飛び出すとすべて自分だより。仕事を自分で取ってきて責任をもって取り組める業務委託(フリーランス)は、自分にとってやりがいになっています。
いまのところ業務委託だからやりにくいと思ったこともなく、例えば、毎朝Webミーティングや打合せした後には、資料を作成し齟齬があるかどうかを確認して進めるのでコミュニケーションの問題もありません。はじめは心配な部分もありましたがテレワーク、リモートワークがすすみ、zoomやSlackでやりとりしながら、充分コミュニケーションを図ることができます。
社員のように働く業務委託(フリーランス)
業務委託で仕事をしているときも、きもちは社員でやってます。外側のひととしてやってたら、身も入らないし面白みもないと思うんです。もちろん、お世話になってる意識もありますし、依頼いただいた企業の社員の方以上に、お役に立てるよう心構えしています。
業務委託(フリーランス)と社員の垣根は?
長年の会社勤めの経験から、業務の調整が大事だと感じていて、社員で働いていた時も同じようにしていたのですが、依頼されたことに対する「期待値」を確認しています。依頼されていること以上の価値を提供するためにも、きちんと無理なく出来る範囲を提示することで、業務委託(フリーランス)でも社員との垣根なく働けると感じています。
業務委託(フリーランス)のわずらわしい部分は?
請求書の発行、確定申告など自分でやらないといけない部分はありますが、やったことがないことをやるのが好きなので、特にわずらわしいと思うことはないですね。奥さんが簿記の資格をもっているので、丸投げなところもありますが(笑)
わからないことはネットで調べたり、大分県の行政機関で相談にのってくれるところがありますし、自分の担った役割で請求できることを楽しんでいます。
コデアルで仕事が決まるまで、そして未来は地元貢献も
いろいろな求人サービスに登録して100件あたってみて、ダメだったら考えようと思うくらい、実際には60件ほど応募のチャレンジをしました。なかなか面談まで進まないこともありましたが、コデアルで仕事が決まった時は、応募からすぐ「ビデオ通話」の面談で、フレンドリーに話をしてもらえて、自分の強みを説明して共感いただけたのが、ありがたかったです。
現在、中小企業診断士の勉強もしているのですが、将来的には、ITリテラシーに課題を抱えている地元の中小企業にも貢献したいと考えています。システム開発の上流工程から下流工程まで、さまざまに取り組んでいけたらうれしいですね。