2018.12.04

個人の時代のライフスタイルとは?プロブロガーイケダハヤトさんにインタビュー

本日は、ブログ「まだ東京で消耗してるの?」を運営されているプロブロガー、ライターそしてアフィリエイターのイケダハヤトさんと、「働くをもっと自由に」を掲げ、仕事に個人が合わせるのではなく、個人に仕事が合わせる世界に。即戦力の複業求人サイト「コデアル」を運営するコデアル株式会社CEO愛宕の対談インタビューです。

フリーランスになった理由。個人でも生きやすい時代になった

愛宕 イケダさんはSNSの公式アカウント運営担当としてメーカーに勤める中で、SNS戦略について自身のブログを始めたことが、ブロガーのきっかけとも言えると思います。当時、企業に属しながら個人で発信していた時は、現在と比較して言えることや気を使う範囲が違いましたか?

イケダ 全然違いますね。実際、企業にいるときは発信内容について注意されたこともありました。(笑)当時は現在と比べると発信内容はマイルドだったのですが。2011年頃で、まだ企業もSNSに対して慣れていなかったですね。

愛宕 その中で個人で自由に発信できたらと思っていましたか?イケダさんは、本当に考えていること、有益なことを発信しているという印象がありますが、大事にしているポリシーはありますか?

イケダ 個人で自由に発信したいという気持ちはフリーランスになった大きな理由でもあります。ポリシーとしては、個人の批判はしないことですが、自分がやっていることも含め100%コンテンツにしています。例えば、今回コデアルさんでZoomを使ってビデオ通話でのインタビューを受けるにあたり、調べてみたらZoomはFacebookライブと連動できるということが分かったなど。

愛宕 この対談そのままFacebookライブで配信したらよかったですね。。。常に新しいメディア、サービスに触れるように心がけているのでしょうか?

イケダ メディアの世界は動きが早いので、新しいものにはまず触れてみますが、どのサービスをより積極的に活用していくのか?には、優先順位をつけるようにしています。例えば、TikTok、SHOWROOMはコンテンツが流れてしまいストック性がないので、やっていません。Youtubeなど、ストック性があるかどうかをひとつの基準としています。ただ、ライブ配信系が盛り上がっているのでバランスを取るのが難しいです。

愛宕 なるほど。それぞれのサービスを利用しているユーザー層は意識していますか?

イケダ 自分の場合は、多くの自分のブログを見てくれている方は、男性がメインの層なので、女性の読者獲得を意識して先月からアメブロを始めました。

愛宕 今回の記事はコデアルに掲載するものですが、「コデアル」は「個である」という意味からきています。コデアルの記事を読む方は、個人が台頭する時代に、個人でどう見られるかということに関心がある読者の方も多いです。そういった方にアドバイスはありますか?

イケダ 特にコデアルの利用ユーザーさんのような、実績のある方達であれば、まずとにかくブログやYoutube、SNSで情報発信することです。やっていない人はもったいない。

愛宕 なるほど。ちなみに企業に所属しながらの人でもでしょうか?

イケダ 個人でもだいぶ生きやすい時代になったと思います。以前は先ほどの話にもあったように、なかなか個人での発信に壁があったと思います。特にここ1年で、知識の共有や互いにスポンサーしあうなど、ブロガーなどの個人のネットワークが充実してきたと感じています。

地方に暮らすライフスタイルについてー仕事の仕方、時間の使い方

愛宕 イケダさんは高知の山あいに移住されましたが、どんな働き方をされているのでしょうか?

イケダ 冬は暖かいところへ移動してもいいなと思いますが、基本は高知から動かないですね。よほど出演する対談イベントでもない限りは基本全てオンラインで行います。一方で、リアルに対面するという物理的な価値もあると感じています。リアルで会いたい人とは、オンラインで可能でも、リアルに話したいなと思います。

愛宕 一度、物理的に会っていると、オンラインでも連絡しやすいですよね。自分も、イケダさんに一度会っているので、今回も取材依頼がしやすかったです。

イケダ それは同感です。仕事のパートナーとは一度会っておきたいと思っています。

愛宕 パートナーというのはフリーランスの方でしょうか?

イケダ 外注はフリーランスの方に依頼していますが、広告ビジネスのクライアント先の企業があり、定期的に会っています。

愛宕 時間の使い方についてはどうですか?仕事とプライベートの分け隔てはありますか?

イケダ あまり分かれていないです。仕事のオンオフはパソコンに向かっているかどうかですが、最近はスマホでも仕事ができてしまうのでオンオフが混在しています。基本のワークタイムは9時~15時半くらいで、パソコンを開いて作業をしています。あとは子どもの相手をしたり、流動的です。

土日は家族の予定によります。この前も、子どもを遊びに連れて行ったときに、配信のネタ用として動画撮影をしました。動画も基本的にスマホで撮影しています。

愛宕 イケダさんの日常生活をコンテンツにされているんですね。コンテンツにするものは先に決めているのでしょうか?また、自分に課しているノルマはありますか?

イケダ コンテンツは事前には決めていません。ノルマといえば、毎日、自身のブログとアメブロを更新すること、Youtubeを1本あげることです。Twitterも、もちろん日々更新しています。これを休まず継続して9年になりますね。

愛宕 来年で10年にもなるんですね!それだけ一つのことを続けられることはすごいですね。高知県本山町での暮らしについて、もう少し聞かせてください。地方に住むことにデメリットは感じていませんか?

イケダ 特に感じていません。教育と医療に関しての選択肢が少ないくらいで、健康で教育にこだわりがなければ特に問題はないですね。いま高校の教育改革が進んでいますね。特に田舎は生徒数が減って学校が存続の危機なので、教育改革で面白い取り組みをしています。いま住んでいるエリアの高校では、学校の中で実際に会社をつくるというプログラムがあります。

愛宕 偏差値で測るもの以外の経験、学びもあるのはいいですよね。ちなみに移住先としては、現在の場所の他に候補はありましたか?何が決め手だったのでしょうか?

イケダ 福岡市、宮崎市、飛騨古川と佐賀県が他の候補にありました。全ての場所に仕事のついでで足を運んだのですが、高知が抜群に良くて、ここに決めました。理由を3つあげると、ゆるやかな県民性、県民愛が強いこと、そしてまだ注目されていない場所だったので着目されるし面白いということです。

愛宕 地元とのつきあい、繋がりはどうでしょうか?

イケダ いま住んでいる地域は限界集落に近いので、繋がりは多い方だと思います。集落の運動会や、年に数回の神社のお祭り、総会などの行事があります。移住希望者の方も下見に来られますが、そんなに簡単には決められないという方が多いですね。仕事をどうするか?の不安を抱える人が多いので、そういう方こそコデアルのサービスをうまく活用するといいと思います。

愛宕 本日は「働くをもっと自由に」を実現されているイケダさんとお話させていただき、楽しかったです。ありがとうございました!

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