2025.05.20
今さら聞けない!エンジニアの雇用形態の種類と特徴

人手不足が続くと予想されているIT業界において、優秀な人材の確保は多くの企業にとって今後も課題となる事案です。また、働き方の多様化により、正社員雇用だけが人材を確保できる方法ではなくなってきています。
特にエンジニア人材については、経験やスキルを活かし、ひとつの場所や企業に囚われない働き方を選ぶ人々も多くなりました。
ここでは、自由な働き方を望むエンジニア人材の確保のため、改めて雇用形態の種類を確認し、求職者のニーズに合わせた雇用形態を提示できるように整理していきましょう。
雇用形態の定義について
雇用形態とは、企業と従業員の間で締結される雇用契約の種類を指します。具体的には、正社員、契約社員、パートタイマー、アルバイト、派遣社員などがあり、それぞれの契約条件(労働時間、給与、契約期間など)が異なることが特徴です。
また、雇用契約は「正規雇用」と「非正規雇用」の2つに分けられており、「正規雇用」とは一般的に正社員のことを指します。基本的に雇用期間に定めがなく、フルタイム労働で直接雇用を行うことです。
一方、非正規雇用とは正社員以外(非正規社員)のことを指し、雇用期間に定めがあったり、短時間勤務などの場合が多いのが特徴です。
エンジニアの雇用形態の種類と特徴
雇用形態の種類はパートタイム契約などを含め複数存在しますが、ここではエンジニア人材が主に結んでいる雇用契約(正社員、契約社員)、業務委託契約について解説していきます。
① 正社員
正社員は正規雇用に区分され、雇用期間の定めもなく、基本的に会社が定めている正規の勤務時間帯に働く契約です。
賞与や退職金の支給や健康保険や厚生年金、雇用保険や労災保険などの福利厚生なども充実しています。
入社すると基本的に定年退職を迎えるまで同じ会社で働くことが想定されており、安定して長く働きたいエンジニアが望む形態です。
② 契約社員
契約社員とは、正社員と同じく直接雇用のフルタイム勤務ですが、あらかじめ雇用主との雇用契約によって雇用期間に期限が設けられている契約です。
1回の契約による雇用期間は一定の場合を除き3年が上限で、雇用主側は契約社員の契約満了時に契約を更新するか終了するかを決めなければなりません。
一定期間を設けて働くことが想定されているため、様々な場所や企業で働きたいエンジニアが望む形態です。
③ 業務委託
業務委託契約とは、法律上の厳密な定めはありませんが、企業が個人事業主や外部企業に対して自社の業務の一部またはすべての業務を委託し、対価を支払う契約形態のことです。
正社員等が労働力を提供するのに対し、業務委託は業務の遂行または成果物を提供します。また、会社と雇用契約を結ばず、同等の立場で業務を遂行するため、指揮命令権は発生しません。
期限内に成果物を納品するか委託された業務を遂行すれば良いため、ある程度自分の好きな時間に仕事をすることができるという点も特徴です。
契約社員よりも自由度が高い契約のため、現在では多くのエンジニアが望む契約形態です。
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