コデアルを利用して事業成長に必要なIT人材の確保。利用の決め手は、ハイスキル人材の応募率の高さだった！Web制作チーム内製化のポイントも解説 | 株式会社ラストワンマイル

引越しの際に必要な諸手続きを一括化する「引越しワンストップサービスまるっとチェンジ」を展開する、東証グロース上場企業である株式会社ラストワンマイルWeb制作チーム統括ディレクターの寺井様にコデアルをご活用いただいて感じた、IT人材の確保ポイントや、利用のキッカケから今後について伺いました。

コデアルを利用したキッカケ

当社では当時、IPOを見据えている中で、専門職や技術職人材の確保及びコスト削減に注力していました。

その一つとして、外部に委託していたWeb制作を自社で行えるように内製化を考えていたのですが、社内ではWeb制作への知見も乏しく、制作フローからツールや技術選定など何が最適なのか手さぐりの状態で正社員採用も難航していました。
そんな中で私がWebディレクターとして入社しWeb制作チームの内製化のミッションを担当することになりました。

現状をヒアリングしたところ「内製化＝正社員採用」という考えでプロジェクトが進んでいることに気がつき、内製化は正社員を採用したからといって直ちに目的が達成できるわけではないこと、採用してからも社内で適切に業務を進められるような体制整備が必要なこと、定着してもらえるような環境を整備し続ける必要があることを社内に説明をしました。

あらためて内製化の本来の目的である「制作や修正スピードの向上」、「制作会社と同等以上の品質」、「制作費や運用コスト削減」この3点の実現のために採用を見直し案件ごとの予算と納期を適切に設定しました。

その際に、「正社員」と「業務委託」という考え方に固執せずに、将来的に社内で想定される業務を明確に洗い出し、ポジションごとに「常時」必要な人材と「スポット」で時給制で単発の依頼ができる人材のどちらで確保するべきか明確にし人材の採用を始めました。

また、サービスサイトのリニューアルも２ヶ月後に控えており、目の前の制作業務も納期通りに対応しながら内製化のミッションを達成する必要があり、そのためには適切なチーム編成を行いスピード感をもったチーム構築が不可欠であるため経験者の即戦力の人材を確保する必要がありました。

業界的に優秀な人ほど独立しており転職市場にはあまり出回っておりません。
そのため弊社でも複数のクラウドソーシングサイトや業務委託人材の紹介を行っている企業に登録して面談を行っていきました。
そんな手探り状態で様々な媒体を探す中で、コデアルのサービスに出会いました。

コデアルを利用してよかった点

即戦力人材からの応募が、他の媒体に比べて高いことが決め手になりました。正社員採用の媒体など、複数利用していましたが、コデアルは経験者や技術力のある人材の登録が多く、求人応募率も高いため、短期間でスムーズに採用することができました。

そして、実際にジョインいただいた方は経験が豊富で、お任せした業務はもちろんのこと、Web制作の内製化を行うために本来あるべき製作環境や導入すべきツールなど、内製化に向けてアドバイスもいただくこともできました。

その結果、コデアルでたった2週間で採用したメンバーだけで当社サービスサイトのリニューアルを1ヶ月半という短納期で期日通りにリリースすることができました。

そして1年後には「Web制作チーム」を社内に作ることができました。
コーポレートサイトやサービスサイト、オウンドメディアのリニューアルが順調に進んだのも、この採用あってのことです。

また、今年の1月には最初に業務委託でサービスサイトのリニューアル対応をしてくれたメンバーも2年越しに社員として迎え入れることになりました。

内製化で効果的な成果を上げるためには、Web制作のプロセスを理解することが重要です。また、プロセスを円滑かつ効率的に進めるためには、適切なチーム編成を行うことが不可欠です。

Web制作を内製化する場合、チーム内の役割と責任を明確にすることが重要です。例えば、コーダー、デザイナー、ディレクター、エンジニアなどの各チームメンバーは、自分の役割と他のチームメンバーの役割を理解し、目的ベースでプロジェクトを成功に導く必要があります。そしてチームメンバー全員が自分の責任の度合いを理解することも重要です。

また、定着率を向上させる取り組みも結果として採用コストの削減につながりました。

下記の３つのポイントを意識して業務を依頼していると面談時に働きやすいという声をいただくようになりました。結果として、業務委託メンバーから募集中の求人に該当する優秀な人材をご紹介いただけるようになりました。いい環境を作ることがいい人材を集める近道なのかもしれません。

IT・Web人材の定着率を高める3つのポイント

1.目的ベースで仕事ができる人材を確保する

先ずはプロフィール、スキルシートで、ミスマッチを最小限にして面談を実施し、コミュニケーションが問題ないか、業務に取り組む上で重視していることや、大切なことを確認します。

2.働きやすい環境を提供する、コストとして扱わない。社員、業務委託の垣根を取り払う。

当然ですが、働きやすい環境や常識が職種によって異なります。この微妙な差異を理解して環境を用意するだけで定着率が高くなります。働きやすい環境と楽な環境は違うので適切に判断して環境構築する必要もあります。

3.社内調整業務に極力巻き込まない(但し正社員候補である場合は別)、作業のみに集中する環境を整える。

クリエイティブな職種は特にですが、作業に集中していただくことがもっとも効率よく生産性をあげることができます。社内の調整業務をディレクターが徹底的に巻き取り作業に集中していただくことで制作速度と品質の向上が見込めます。

今後

IT人材の採用はあくまでも手段にすぎず、能力のある方が価値を発揮していただくには、働く環境の整備や待遇、弊社で働きたいと思っていただけるような魅力付けなど、弊社側の体制も必要になります。これをきっかけに、働きやすい環境を整えていきながら、選ばれる会社を目指し続けたいと思います。

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