2025.01.14

ダイレクトリクルーティングサービスの普及とRPO需要の高まりについて

終身雇用神話が瓦解し、転職が当たり前になった世情の中で、市場ではダイレクトリクルーティングサービスを利用した採用の人気が高まっています。
なぜこれほどまでにダイレクトリクルーティングサービスが普及したのか、そしてその普及と並行して需要の高まっているRPO(採用代行)についても言及していきます。

ダイレクトリクルーティングが普及した理由

従来の採用手法は企業が求人媒体に求人票を掲載し、求職者からの応募を待つのが一般的でした。しかし近年ではその従来の採用手法では人材を獲得できない企業が増えてきており、そういった採用に課題を抱える企業の需要に応えるべく、次々とダイレクトリクルーティングサービスが生まれることになりました。

なぜ求人媒体で採用できない企業が増えたのか。その理由は以下の通りです。

  • 職業の多様化や労働者層の高齢化に伴い、特定の業種や特定のスキルを持った労働者の求人倍率が増加する
    →特定の業種やハイスキル人材において、企業間での人材獲得の競争が激化する
    →求人を掲載しても求職者に選ばれる確率が下がり、必然的に人材不足が加速する
    →応募があったとしても、ミスマッチのケースも多く、選考や採用につながらない

人材獲得に苦悩する企業が同業他社にアドバンテージを得るために、他社に先んじて直接労働者にアプローチをする必要性が発生したため、ダイレクトリクルーティングサービスの需要が高まることとなりました。

ダイレクトスカウトサービスの性質

上記でも述べたように、ダイレクトリクルーティングサービスを必要とする企業にはいくつかの共通点があります。

  • 役員クラスや管理職クラスなどのハイクラス即戦力人材を獲得したい企業
  • ハイスキル人材や希少資格所有者など、獲得競争の激しい人材を獲得したい企業
  • IT業界、土木業界、医療看護業界などに属する、人材不足が深刻な企業

言い換えれば、上記に該当する企業が採用で成功を収めるためには、ダイレクトリクルーティングサービスを利用するのが現状最も効果的であると言えます。

ダイレクトリクルーティングサービスのデメリット

ここまで、ダイレクトリクルーティングサービスが普及した背景やその有用性、どのような企業がサービスを利用すべきなのかを述べてきましたが、勿論デメリットの側面も持ち合わせています。
最大のデメリットは採用担当者の時間的リソースを多く消費する点にあります。

従来の求人掲載型採用であれば、求人媒体の選定と求人票の作成さえ行ってしまえば、あとは求職者からの応募を待って面接を行い、採用の可否を判断するだけでした。
しかし、ダイレクトリクルーティングサービスでは、登録されている求職者の履歴書や職務経歴書に目を通し、スカウトのためのダイレクトメールを作成しなければなりません。

「ダイレクトリクルーティングサービスを利用して採用を行いたいが、時間のリソースが確保できない」
そういった悩める採用担当者にお勧めなのがRPO(採用代行)の利用です。

RPO(採用代行)とは

RPO(Recruitment Process Outsourcing)とはその名の通り、企業の人材採用を成功させるための採用代行サービスのことを指します。ダイレクトリクルーティングサービスの場合、求人媒体の選定から候補者のピックアップ、スカウト文面の作成から面談実施までの流れを外部に委託することで、採用担当者の負担を減らすことが可能です。
採用業務を外部に委託することは、近年まであまり一般的ではありませんでしたが、ダイレクトリクルーティングサービスの普及とともに利用する企業も増加してきています。

ITハイスキル人材はテックダイレクトのご利用を

テックダイレクトは、IT人材に特化したダイレクトリクルーティング型サービスを提供しています。登録者は年々増加し続けており、2025年には3万人を超える見通しです。
3年以上の実務経験をもつワーカーの登録が70%を超えており、即戦力のITハイスキル人材とマッチングできるのが最大の魅力です。
また、本サービスはRPOにも対応しており、採用担当者の時間確保が難しい法人様においても安心してご利用いただけるサービスとなっております。

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