2019.06.06
リモートワークを推奨することで、エンジニアの採用がしやすくなった|株式会社 SQUEEZE
株式会社 SQUEEZE CTO関根様 インタビュー
株式会社 SQUEEZE
「Minn」、「Theatel」などのホテルを運営するスマートホテル事業、宿泊事業者向けのSaaSである「suitebook」を中心としたプラットフォーム事業を展開。自社で実際に宿泊施設の運営を行い、そこで培った経験やフィードバックをプロダクトに反映し、改善のサイクルを運用。オンラインだけでは完結しないビジネスのため、オフラインの視点も合わせ持ち、「どうしたら宿泊者がより快適になるのか」、「どんな機能があれば事業者の負担が減るのか」に日々取り組んでいる。
社名 : 株式会社 SQUEEZE
代表取締役 CEO : 舘林 真一
取締役 CTO : 関根 裕紀
所在地 : 東京都港区北青山3丁目3番7号 第一青山ビル3階
従業員数 :37名
設立 : 2014年9月1日
事業 : スマートホテル事業、プラットフォーム事業
URL : https://squeeze-inc.co.jp/
コデアルを利用し、各地域にお住まいの優秀なエンジニアと業務委託契約
コデアルを通じて、複数の方に業務委託で、週2~3日くらいのペースで働いていただいています。弊社ではリモートワークにも積極的に取り組んでいることもあり、東京以外の地域の方(兵庫県、長野県、福島県)にも業務委託として参加していただいてます。コデアルの場合、正社員希望よりも、いろんな働き方をしたいという方が多いという印象です。そのため、業務委託の方を探す場合に使用しています。
–業務委託の方を採用する際の流れは?
開発チームでは採用フローを決めて運用しています。まず私が面談を行い、その後一緒に働く開発メンバーと面談を行い、採用を決めるという流れです。
今回は、コデアルで求人を出して、こちらからスカウトした方、ご応募いただいた方の経歴を拝見し、アプローチをしてから2〜3週間程度で業務委託契約が決まりました。
–業務委託の方に、どんな課題を解決してもらえた?
宿泊事業者向けのSaaSである「suitebook」を中心としたプラットフォーム事業に関して、中長期的なUI/UXの改善を担当していただいています。各ユーザーのユースケースや業務フローを整理し、必要によっては実際に現地ホテルに出向いていただいて、実際のオペレーションを踏まえた上で、どういうUI/UXが良いのかを検討の上、設計を進めています。現場の動きも把握しつつ、画面上の動きも考えられるスキルを駆使していただいています。また別の方には、アプリケーションのインフラ改善を行っていただいています。
リモートワークを実現するため受け入れフローをつくり体制を構築
ドキュメンテーションツールとして、Kibela(キベラ)を使い、エンジニアの方を受け入れるためのフローを活用しています。受け入れフローには、サービスの全体概要からインフラ関連の情報、サーバーサイドの設計、フロントエンドの設計、開発フロー、開発チームの文化(どんな事を大切にして取り組むか)などの情報を明文化し、共有するようにしています。一緒に働くにあたってお互いの認識の齟齬がないように、こういった受け入れ体制の構築をしています。
受け入れフローは、認識を共有し、同じ目線で取り組むためのものです。例えば、自分たちが大切にしている考えとして、謙虚・尊敬・信頼、自由と責任…などを言語化。ミーティングの時の注意事項として、アジェンダは背景、目的、ゴール、あれば参考資料のまとめを共有し、事前にアジェンダに目を通すこと。コミュニケーションの際は、オープンに議論し、反対意見を歓迎しようなど全て言語化し、社内はもちろん、業務委託の方にも、同じ認識でプロダクト開発へ参加してもらえるようにしています。
–受け入れフローはどのように作られていった?
最低限のドキュメントを作ってから、実際のチームでディスカッションし、改善を重ねていきました。長野県からフルリモートで働いていただいているパートナー企業の方、社員、業務委託の方とやりとりしながら、随時アップデートをしています。
リモートワークを推奨することで、エンジニアの採用がしやすくなった
エンジニアの方はリモートワークの要望が高いことから、受け入れフローを構築し、リモートワークを推奨したことで、採用がしやすくなりました。リモートワークに関しては、企業側も働く側も、お互いの努力が必要だと感じています。業務委託の方の中には、すごくリモートワークに慣れていて、こちらが学べることも多くありました。これまで失敗を重ね、試行錯誤しながらですが、いろんな地域の方とも開発を進められるようになりました。
–リモートワークを推奨することになった理由は?
理由は主にふたつあります。ひとつは、当社には、東京、大阪、沖縄など様々な場所に拠点があります。今後もホテルや民泊施設など全国に拡大する中でどのような体制がSQUEEZEにとってあっているのか、しっかりと検討する必要がありました。また最近は個人の働き方についても多様化しています。複数の拠点をもつ企業として、個人と組織の時間を効果的に活用できるように全社的にリモートワークを取り入れています。
拠点が東京にしかなかった頃は、正直ここまで柔軟な働き方ではありませんでした。しかし、拠点が増え、様々な家庭環境を持ったメンバーも増えたことから、働きやすく且つ成果が出る環境を模索していった結果、現在のような形になりました。
ちなみにSQUEEZEでは、東京オフィスを「本社」として区別する考え方をしていません。そのため、リモートワークではなく「モバイルワーク」という表現を使っています。インターネット環境、ビデオ通話できる環境、カレンダーに居場所を入れて共有するなど、最低限のルールを作成し、作業の効率化を図っています。
–企業がリモートワークや業務委託を受け入れる場合、認識の共有がカギ?
リモートワークや業務委託の方を受け入れる場合に、1番大切にしているのは、やはり最初に「認識合わせをすること」です。なぜリモートワークができる組織を目指すか目的をしっかり伝えます。またツールの整備、適切なルールを設けることも重要だと考えています。業務委託の方とのコミュニケーションでは、開発プロセスで課題を感じている時や、パフォーマンスで悩みがある場合は、振り返りMTGなどで上げてもらい、それに対しての解決策を議論するようにしています。
–業務委託の方の割合と報酬は?
当社のエンジニアチームは、社員が7名、業務委託の方が9名という構成となっています。宿泊事業社向けのSaaSである「suitebook」を中心としたプラットフォーム事業の機能開発や改善を進めていただいております。報酬については、経験値やスキルに応じて、各ポジションごとの予算と照らし合わせながらお互いの話し合いで決めています。コデアルの場合、契約が企業側と求職者の方と、直接できて、記載の金額に対して、手数料や紹介料がかかることがないところが、とてもありがたいと感じています。
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