2025.01.17
【コラム】人材紹介会社とは?その成り立ちと実態について
求職者を採用する方法は数多くありますが、そのうちのひとつに人材紹介会社の利用があります。ここではそもそも人材紹介会社とはどのような会社なのか、その成り立ちや実態、メリットやデメリットを、利用する企業目線で述べていきます。
人材紹介会社の定義
人材紹介会社は「転職エージェント」や単に「エージェント会社」と呼ばれることもありますが、正式名称は「有料職業紹介事業者」となります。
資本金やオフィス要件などを満たし、厚生労働省の認可を受けた民間の企業であり、主に人材を必要とする企業と求職者のマッチングを提供することを事業内容としています。
幅広い業界や年齢層に向けたサービスもあれば一部の業界や年齢層に特化したサービスもあり、現在の転職業界でも広く認知されている手法です。
人材紹介会社を利用するメリットとデメリット
人材紹介会社を他の採用手法と比較した際のメリットとデメリットが下記になります。
【メリット】
- 手数料を完全成果報酬型に設定している事業者が多いため、初期費用がかからない
- 人材紹介会社ごとにデータベースをもっているため、他の手法ではマッチングできないような人材に出会える
- 求職者のピックアップから面談設定までを人材紹介会社が行うため、採用担当者の時間的リソースを抑えることができる
【デメリット】
- 人材の紹介手数料を求職者の想定年収の30%~50%に設定してる事業者が多く、一人当たりの採用にかかるコストが他の採用手法と比べて高い
- 企業担当と求職者担当で担当者が分かれているケースがあり、求める人材像についてのニュアンスが伝わらず、しばしばミスマッチが起こる
人材紹介会社を選定する際には、その会社のもつデータベースに求めている人材像にマッチする求職者がどれくらいいるのか、手数料がどれくらいかかるのかを比較すると、採用成功の可能性UPやコストカットが実現できます。
人材紹介会社の実態について
転職市場が盛り上がりをみせている昨今、数多くの人材紹介会社が設立されました。
そのなかには利用者の満足度が低い事業者が混在しているのも事実です。事業者選定に失敗しないためにも以下のことに気を付けましょう。
- (1) 国の許認可を受けた事業者なのかを確認をする
- 人材紹介会社は国の許認可事業です。コーポレートサイトなどで許認可番号を確認したり、企業情報の取り扱いについてコンプライアンスに則った運営をしているのかを確認しましょう。
- (2) 人材募集をどのように行っているのかを調査をする
- 人材紹介会社が競争の激しい市場の中で、多様な手法を取り入れ、採用活動を行っているケースも見られます。求職者目線では、人材紹介会社と転職先企業との区別がつきにくい場合があり、これがトラブルの原因となることもあります。
人材紹介会社の求職者登録フォームなどを確認し、独自のデータベースで人材を募集しているかを確認しましょう。 - (3) 人材の提案だけではなく、課題解決に対しての提案がある
- どんな課題を解決したいのかをヒアリングするところから介在しているか確認しましょう。
人材次第で事業に貢献は勿論、事業課題を解決することを目的とすることで、潜在的な課題を顕在化し、根本的な課題解決につながる人材提案などを行う人材紹介会社もあります。
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