2025.10.29
異業種からエンジニアへ 藤井さんが語る40代からのエンジニア挑戦について

40代前半までコンビニチェーン店の統括やコールセンター事業の管理業務に従事。コロナ期の在職事業所の閉鎖に伴い、エンジニアに転職。
現在ではRPAエンジニアとして活躍中。
本インタビューでは、40代から未経験でエンジニアに転職した藤井さんのご経歴をお聞きしつつ、そのきっかけや案件獲得の方法、将来のビジョンについての話を中心にインタビューさせていただきました。
【異業種からエンジニアへ】
テックダイレクト阿部:本日はインタビューをお受けいただき、ありがとうございます。現在エンジニアとして活躍する藤井さんですが、今までのご経歴やエンジニアになったきっかけなどからお聞きしてもよろしいでしょうか?
藤井さん:エンジニアになったのは約4年前です。それ以前は全く異なる業種で、営業やマネジメント業務を中心に働いていました。特に長く携わったのは、コールセンターやコンビニの統括マネージャーです。コールセンターでは管理者として複数のSVを管理したり、コンビニでは複数店舗を統括していました。
阿部:そこからエンジニアへ転職したきっかけなどはあったのですか?
藤井さん:勤めていた事業所がコロナ期に閉鎖したのがきっかけですね。そこから転職活動を行い、未経験でもエンジニアとして雇用していただける会社に出会ったのがエンジニアとしてのキャリアの始点でした。
阿部:元々エンジニアを視野に転職活動をされていたのでしょうか?未経験からエンジニアを志すのはハードルが高いというイメージがあるのですが…
藤井さん:いえ、最初からエンジニアとしての転職を目指していたわけではなく、たまたま面接を受けた会社の中に、未経験でもエンジニアとして雇用していただける会社があったという感じです。当時は41歳くらいでしたし、経験もない状態でエンジニアに転職できるか不安でした。でも、運よく雇ってもらえた会社がRPA案件を持っていて、そこからエンジニアとしての道が始まりました。
【正社員からフリーランスへ】
阿部:所属は1年間で、その後フリーランスになられていますね。独立の理由やメリット・デメリットについて教えてください。
藤井さん:正直、エンジニアとしてやっていけるか確認するために最初は正社員として1年間働きました。最後には1人で現場を担当することもでき、「自分一人でもやれる」という自信がついたので、そのタイミングでフリーランスに踏み切りました。
阿部:なるほど、予定通りの独立というわけですね。
藤井さん:はい。エンジニアになった際に年収が200万円程下がったため、1年間でフリーランスとして一人立ちするのか、別の職種に転職するのかを検討していました。
メリット・デメリットについてはとてもシンプルで、自分で案件を選択する自由があるというメリットがある反面、プロジェクトが終了すると自身で新しい案件を獲得しなければいけないのがデメリットだと考えています。
阿部:ご自身で案件を獲得されるのは大変かと思います。どのような方法で案件を獲得されるのでしょうか?
藤井さん:多くのプラットフォームに登録していますが、直近はテックダイレクトで案件を獲得しています。
阿部:お役に立てて光栄です。差し支えなければ、テックダイレクトのサービスとして優れている点を客観的に教えていただいてもよろしいでしょうか?
藤井さん:サービスの利用者として最も気に入っているところは、自身の経歴書や条件等を更新すると、そのタイミングで多くの企業からスカウトが届くところです。
恐らくアクティブなユーザーであるということが企業様に分かる仕組みだと思うのですが、案件の欲しいタイミングでスカウトが届くので、フリーランサーとしてはとても有り難いです。
【今後テックダイレクトに求める機能】
阿部:実際にテックダイレクトで案件を獲得されてきた藤井さんにだからこそお聞きしたいのですが、今後テックダイレクトにどのような機能が実装されればお喜びいただけますか?登録しているエンジニア目線で教えていただけると幸いです。
藤井さん:そうですねえ…ジョインした過去の企業様からの評価をアカウントに反映して欲しいと考えています。
阿部:★3.5みたいな形で数値化するということでしょうか?
藤井さん:仰る通りです。自分の長所としては、クライアント様と円滑にコミュニケーションをとることで、技術的な部分はもちろん、人間的にも評価をいただけることが多いです。この頑張りを次の案件にも活かしたいと考えています。
阿部:確かに過去の実績が一目で分かると、採用担当者もスカウトが送り易くなりますね。とてもいいアイディアだと思います。
藤井さん:是非とも実装に向けて、阿部さんには頑張っていただきたいですね(笑)
【今後のエンジニアとしてのビジョンについて】
阿部:すでに4年ほどエンジニアとして活躍されてきた藤井さんですが、今後のご自身のエンジニアとしてのビジョンについて教えていただいてもよろしいでしょうか?いま話題のAIの普及などにより、働き方も変わってきているのではないでしょうか?
藤井さん:そうですね。AIの普及により、大規模開発やバックエンドのエンジニアはAIと競合する可能性が高いと予測しています。ただ、自分が担当しているRPAは仕様が固まっていない現場が多く、クライアント様が何をプログラム化したいか分からない状態からスタートすることが多いため、AIが介入するまでにはまだ時間がかかると考えています。
阿部:なるほど。「どのようなものを作りたいか」という段階から開発に携わっていくのですね。
藤井さん:仰る通りです。言語化が難しい段階から開発に携わるため、RPAエンジニアはまだまだ戦力として活躍できると考えています。また、AIが普及すればするほど、自分にもメリットがあるんです。
阿部:と言いますと?
藤井さん:自分の最大の長所は、技術的な部分だけではなく、人間性においてもクライアント様に寄り添うことができる点です。まだまだAIではカバーできない領域ですし、AIによってエンジニアが淘汰されても、自分の強みを活かせば活躍し続けられると考えています。
阿部:ご自身の長所を明確に理解して活躍されているのがとても伝わってきました。今後も藤井さんのご活躍をサポートできるように、テックダイレクトのメンバー一同邁進していきます。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。
藤井さん:ありがとうございました。
おわりに
藤井さんとのインタビューを通して、業界未経験からでも、自分の長所を活かせればエンジニアとして活躍できることがわかりました。
また、今後のエンジニア業界の展望や、テックダイレクトに実装してほしい機能についてのご意見もいただき、とても参考になりました。
藤井さん、貴重なお話をありがとうございました。





