労働市場や次世代のキャリア形成を研究されている、古屋星斗さんと、即戦力の複業求人プラットフォームを運用するコデアル代表の愛宕が、2019年7月23日(火)に開催が決定した、オフラインイベントを前に、コミットメント・シフトと複業の可能性について赤裸々に語ります。
<古屋星斗さん プロフィール>
2011.4 経済産業省入省。産業人材政策、クールジャパンファンド立ち上げ、原子力災害復興、成長戦略策定に携わる。2017.4 経済産業省を退官し、リクルートワークス研究所の研究員。一般社団法人スクール・トゥ・ワークにて代表理事を務める。
働くをもっと自由に。コデアル株式会社CEO。即戦力の複業求人プラットフォーム「CODEAL( http://codeal.work )」運営。Twitter( @shotaatago )、ブログ( https://note.mu/shotar ) では、複業やリモートワークを支援するためのノウハウや日々の思いを発信中。
従来の企業から企業へと移行するのではなく、自分自身が何にコミットメントするかという観点で、仕事への関わり方を徐々に移し替えていくことを「コミットメント・シフト」という。
企業に勤めているだけでは不安や焦りがある。その背景はSNSが原因?
愛宕)このたびの対談では、コデアルのビジョンである「働くをもっと自由に」を体現している人とお話したいという思いがありました。
ところで、古屋さんのご自身の働き方は、現在どんな風にされていますか?
古屋さん)そうですね。前職が経済産業省だったのですが、その当時は生活のリズムが、9時ごろ会社に着いて、夜までオフィスで働いて帰るという一日でした。もちろんオフィスにも行くのですが、今は目的に応じて働く場所を選ぶ、という感覚がありますね。リモートワークをしたり、自身の活動を関連するような社外活動も行っています。実は、複業、兼業という言葉が余り好きではなくて、社外活動と呼んでいます。なぜなら、複業や兼業というと、お金が発生しているイメージが強いからです。本来、自分のキャリアを作るという観点で、お金が伴うか伴わないかに限らず、活動していくことが良いのではないかと考えています。
愛宕)ちなみに、今は、リクルートワークスの研究員としても働きながら、それ以外の社外活動をいろいろとしているという感じですよね。
古屋さん)はい。もともと、リクルートワークスの研究員として、若者のキャリア形成の研究していることもあり、その実践の場を得たいという気持ちから一般社団法人スクール・トゥ・ワークにて代表理事も務めています。定時制高校などの若者へキャリア教育の授業を提供する活動を行っています。
最近常々感じているのは、就職氷河期だったミレニアム世代では、特に女性のキャリア教育のロールモデルがありません。現在、大卒社会人1年目の10%が離職している現実もあり、企業に勤めているだけでは、不安や焦りがある人が多い印象です。その背景には、情報が多く、SNSなどで発信される一見すると華やかな情報に目が奪われがちになっていることが、ひとつの要因だと感じています。
愛宕)SNSで発信出来る人は、ある種、限られていて、発信内容は玉石混交で、特にフリーランスの人からの発言が多い印象。相当、偏った情報でしかないという風に個人的には感じています。
古屋さん)おっしゃるとおりですね。実際には、「起業してIPOに成功した」「資金調達を行った」など、華やかな世界にも、実践したことがある人にしかわからない苦労がある。表向きの情報だけで、起業して成功している様子を見て、焦りを感じても、実際の大変さなどはわからないですよね。
愛宕)コデアルでも資金調達していますが、マジで超大変です。めんどくさいことが多いし、投資契約書に何が書かれてるかなどのチェックは本当に大変です。喜ぶべきところなのか自体も難しいところ(笑)
古屋さん)でも、サラリーマンからすると成功にみえる。たぶん、愛宕さんの同級生からすれば、成功者として見られていると思いますよ(笑)。しかし、実際には苦労があると思いますし、起業家からしたら、サラリーマンをうらやましく思ったり、となりの芝生は青いと感じられる面がある。このような背景から、例えばSNSからの情報によって、キャリアづくりにも影響していると感じることがあります。
情報が簡単に得られる時代だからこそ、若い人のキャリア形成に大切なのは、自分の小さな経験から成功を積み重ねる事が大切だと思っています。僕は、その小さな体験と成功の積み重ねを「スモールステップス」と、呼んでいます。働くことでの積み重ねには、もちろん複業や兼業がありますが、その他にも、学び直しや地域コミュニティへの参加など様々な活動もあります。こういった活動を、多く積み重ねていくことでしか、次の時代のキャリアパスが作っていけないのではと感じています。
若い人のキャリア形成に大切なのは、情報が多いからこそ、小さな経験から成功を積み重ねる事が大切だと思っています。僕らは、その小さな体験と成功の積み重ねを「スモールステップス」と、呼んでいます。働くことでの積み重ねには、複業や兼業が主になりますが、その他にも、あらゆる学び直しや地域コミュニティへの参加など様々な社会活動もあります。こういった活動を、多く積み重ねていくことでしか、次の時代のキャリアパスが作っていけないのではと感じています。
愛宕)共感しかないですね。実は、コデアルを立ち上げる前は、僕自身、経営自体に興味はなく、iPhoneのアプリ制作などを行っていました。学生時代の課外活動では、就職や転職ではなく、「なぜ、今、仕事をしてるのか?」という文脈で、官僚の方などを招いて話をする400人規模の学生団体を運営していました。やらないとわからないなら、やってみる。課外活動があるから軸足を移していけるコミットメント・シフトができる感覚は当時からありましたね。途中、あまりオススメではないですが、ヒモになったこともあったり(笑)、その先にサービス化し、生まれたのがコデアルでした。
2020年代の働くスタイル「コミットメント・シフト」を通じたキャリア形成とは?
古屋さん)コミットメント・シフトにチャレンジするための機会は、いっぱいあると思いますし、昔のように「行きたい会社のオフィスを訪問して自分を売り込む」などしないといけない時代ではない。ちょっとの勇気があれば、いくらでも可能性が広がっていきます。見知らぬ会社でゼロから働き、大きな変化となるビックトランジション型はリスクが高いと感じています。
愛宕)転職でのリスクに関しては年齢による気がしています。家族がいる場合、経済的なリスクを考えますが、自分が一人で生活費の心配なかった頃には、何の問題も感じることがなかった。
古屋さん)たしかにそうですね。先日、20代の社会人50人と個別に話してキャリア形成についてインタビューをしたのです。その際、感じたのは、妙にリアリティ思考なんですよね、リスクヘッジをとてもしているというか。学生さんなんかでいうと女子学生さんの多くが、「育休が取りやすいかどうか」の話をします。かなり育休の取りやすさを軸に会社を考えている。実際に、育休のリアリティが出てくるのは20代後半~30代だと思うのです。
実は、ここに若干の違和感があるんです。今後のキャリアをつくる観点でいくと、もちろん、場合によりますが、20代はライフスタイル的にも柔軟性が高い時期ですから、ライフよりもワークを重視する仕事について、主体的に仕事をつくる経験や環境を選べるところで働くと、自身のスキルやネットワークが広がり、個人の専門性が高まることで、キャリア形成が育めるのはないかと。その後に、ライフとワークのバランスの良い企業に勤めても良いと思うのです。
愛宕)たしかに、選択肢として考えられますね。ベンチャー企業にも、いいところと悪いところがあるとは思いますが、行き先が、決まってることが本当にいいのか、旅をする感覚で、各国からの旅人と会って過ごすバックパッカーのイメージで。現在のコデアルも、毎日、何があるかわからないけど、なるようになる感覚で、働けるところは面白いですからね。
古屋さん)まさしく、そうですね。完全な転職って考えると人生で2~3回、重要な決断としておくのではなく、働き先をトントンとわたりあっていけるようになるのが、2020年代の働くスタイルになると感じています。日本の企業では人手不足というのもあり、スキルやノウハウをもって、やる気がある人は、単純に減っていく。そうなった時に、一つの企業で、優秀な人材を抱えておくのも、社会としては、もったいないと感じます。個人としては、一つの会社だけで得られるものは限定的になるので、いろんな会社をみながら、キャリアストーリーを綴っていけるといいですね。
愛宕)本当に大事にしたいものが、恥ずかしながら今もわかりきっていないからこそ、やってみてわかる感覚が多いですね。例えば、以前、インターンのサイトをつくったり、写真共有のアプリなどを作ってみたことで、自分が、それらに興味ないことがわかったんです。結果的に、すでに世の中にあるもには興味ないとわかって、自分が興味があって突き詰めたいものでないと、やる気がでないということに気づいたんです。やってみることで、本当に大事にしたいものがみえるんじゃないか、やってもない状況で、みんなが言ってるから選ぶのではなく、やってみて自分が本当にしたいこと見つけられたら、幸福度が高いのではないかなというのが僕の仮説です。
古屋さん)そうですね、結局のところ、本人が体験して得られた一次情報が大事な時代になっていると感じています。今は、二次情報、三次情報が溢れかえっている状態。例えば、現在でいうと、ライブビジネス市場が大きくなっていて、CDやデータの売上ではなく、ライブの売上が伸びている。その背景には、音楽データが簡単に手に入る時代になり、メディアでも様々な情報が手に入る。でも、実体験にならないからこそ、リアルなライブ需要が高まっている状況。キャリアにおいても同じで、本人が体験して得られた一次情報を多様にもっている人が、2020年代の幸せ者だという感じですね。
愛宕)まさに、そうですね!今度、古屋さんと一緒にオフラインイベントをしますが、そのときには、本人が体験して得られた一次情報を持っている人を集めて対話したいですね。そうじゃないと、価値がないし、ライブのセッションにならない感じがします。
「働くをもっと自由に」が出来ていると、コミットメント・シフトは、よりしやすくなる?
古屋さん)一方で、一次情報を持とうとして持てない人もいるので、そういった人には、スモールステップとして、階段の1段目をあがるようなイメージで、情報を提供するサービスがあってもいいのかもしれない。今、日本では企業から人材に対してお金を払うというモデルですが、これからは、個人のチャレンジに対して、企業があと推しするというカタチで、個人から企業にお金を払うようなモデルも考えられると思います。
愛宕)たしかに、インターンで働いていた時は、お金を払って勉強させてもらわないといけないと感じていました。今では、コデアルを立ち上げて、インターネット業界でデジタルネイティブなイメージがあるかもしれませんが、実は僕、高校生の時は携帯電話も持っていなかったんですよね。しかも、大学三年の時、PCでタイピングができないレベルでインターンをはじめたことがありました。ここでの、一時体験では、何も出来ないことに対してバカにされたことですね。
何が言いたいかというと、いきなり価値を出せることはない。僕が見せていた価値は、やる気、元気、挨拶くらい。ただ、価値が出せなくてもできることを続けていくことで、チャンスを得て教えてもらえた経験があるんですよ。だから、何もできないことをバカにしすぎることは何か違うと感じて、一時体験として得られた感覚ですね。
古屋さん)そういった体験を通じて得られる一次情報は、育った場所や環境、バックグランウドによって変わりますよね。
愛宕)たしかに、僕も古屋さんと同じ30代前半で、昭和と平成の狭間世代。長崎出身で、父親が中卒という環境で育って、自分自身が、ちょっと古いかもしれないですが東京に出るのがカッコいいと感じていて。なおかつ、東京の大学に行ったらつきあってくれるって女の子から言われたからとか(笑)。
で、実際に東京に来ると、東京と地方では、圧倒的な情報格差があるんですよね。
古屋さん)愛宕さんは長崎出身で、僕は岐阜県出身で、僕たちは東京に出て働いていますが、出てこられない人もいる。高校を卒業して就職する人も日本では年間20万人くらいいて、そのうち85%が自分の出身県から出ないんですよ。そんな中で、彼らのチカラがもったいないんじゃないかという考えがあって、だからこそ、「スクール・トゥ・ワーク」という、学びとキャリアがリンクして、具体的な選択肢を指し示せる集団を立ち上げました。
愛宕)すごく共感します!コデアルというサービスを取り組んでいる意義にもつながるんですが、僕の出身が長崎で、親は今も長崎で住んでいる状況だからこそ「働くをもっと自由に」していたいと僕自身が思うんですよね。例えば、ある仕事において役割を果たし、価値を提供できるなら、場所を問わずに働けることに価値があると感じています。東京だけが素晴らしいというわけでもないし、どこにいても働けたほうがいい!どこにいても、収入が得られて働ける環境ができたらいいなという思いでコデアルを運用しています。
古屋さん)たしかに。東京って、日本じゃないんですよね。東京はあらゆる日本の平均値からかけ離れていて、特に都心は人口密度も集中しすぎて、平均すると地方と比べて10倍くらい差がある。そして、東京に居たい人と地方に居たい人が分断されていたりします。
ある地方の企業では、新規事業のための人材が地元におらず、副業の求人募集をかけたところ、東京から多数の応募があり、この中から9人選んで、現在は、リモートワークなどを駆使して、九州で一緒に取り組んでいます。たぶん、その9人の中で、働いた結果としてその企業に魅力を感じて、1人とか2人とかが現職を辞めて、そっちの企業で働く人が生まれる可能性があると思っています。そうやって、「この会社めっちゃいいじゃん」という確信をもってコミットメント・シフトしていくのが未来の働き方なんじゃないか
愛宕)まさに、一時体験といえて、やってみないとわからないってことですよね。日本には中小企業がたくさんあって、なおかつ地方でイケてる会社ってめっちゃあるから、もったいないんですよね。そこで、コミットメント・シフトしていく人も出てくる。向き不向きはあると思うので、全員がシフトしていく必要もないですが。
古屋さん)大手企業でも若手が多数辞職しています。ただ、辞めた人の話を聞くと、そのうちの何人かは、ベンチャーなどに転職をして、数カ月後には、元いたような大手の企業に再就職をしているという状況もあります。これってもしかすると転職するべきではなかったケースかもしれない。
愛宕)実際にまず働く体験してないから、ギャップがあったんでしょうね。
古屋さん)そうですね。結局のところ地方と都市の格差や、中小企業やベンチャー企業と大企業の格差を、転職ではギャップを埋められないんですよね。ここを埋めるためには、体験をベースにしたコミットメント・シフトが必要になると思います。
愛宕)すごく理解できるし、コミットメント・シフトは段階的なモノなので、例えば2種類の仕事をしている時に、移り先の企業側が「必ず、こちらに移ってください」という度合いが高いと、コミットメント・シフトしづらいという感覚があります。場所にとらわれず働く「働くをもっと自由に」できていると、コミットメント・シフトは、よりしやすくなると考えています。企業にとっても、個人にとっても、柔軟に仕事を変えていけることに、価値が大きくなっていると日々感じます。
また、組織側にもメリットがあると感じています。例えば、僕らのようなベンチャー企業だと、状況や課題が刻一刻と変わっていくんですよね。柔軟に変えていけないと、企業としての経営が成り立たない。大企業の中で決まった組織があり人材配置が固まってしまっている状況を解放し、コミットメント・シフトによって、企業側もよりよい人材を配置し、柔軟に仕事を進められるという点がメリットになると感じています。
仕事経験がないまま働くことになってミスマッチが起こる。コミットメント・シフトで問題解決。
古屋さん)1970年代から、終身雇用の崩壊は言われていましたが、それは学者の方が言っている世界でした。2019年4月を境に、経団連や大手企業が、終身雇用が無理だと実際に断言しています。すでに、終身雇用の崩壊が企業としては当たり前の話になっていますが、雇用に対する安心感がなくなっていく社会において、新しい仕組みや働き方などキャリア形成が大事になると感じています。
愛宕)そうですよね。とはいえ、大企業っていいなと思っています(笑)大企業で働いている先輩と一緒に働く経験をすると、型化や仕組み化のレベルが高い点に驚きます。自分は大企業で働いた経験がないからこそ感じるのですが、他の人にも仕事を任せて再現性をもたせる仕組みづくりが上手だという点もすごい。面白いからやってみようという感覚も大事だけど、認知を広めたり、誰でも売れるようにするための仕組みづくりができる価値がありますよね。
先程のお話で、大企業からスタートアップ、ベンチャーに移る時の不安を解消するためにも、コミットメント・シフトだと問題解決できると思っています。やってみてイメージと違ったなら、移るのをやめたらいい。そう言えないのは損失だと感じてますね。
古屋さん)まったく、そのとおりですね。複業してみてダメだったら移るのをやめたらいいだけなんですよね。働いてみて社長がヤバいし、いまの職場の方がいいってなるかもしれないですし(笑)
愛宕)そうそう、だいたい社長ヤバイ(笑)
古屋さん)ベンチャーの場合は、大企業みたいに社長が変わっていくことは余りないですし、転職だと、そのあたりは確かめられないですよね。
愛宕)とくに、大企業からベンチャーに移るなら、社長を見るべきですね。実際に働いてみて、どう振る舞っているかなどを見ないとわからないですよね。コデアルもコミットメント・シフトをする前提で作っているサービスなので、僕も見られている、試されていると思っていますよ。一緒に働く人に対して、上から目線ではなく、来ていただいているという感覚の方が、どうしても強くなりますね。それに、大企業から来てくれた人のキャリアを潰したくないし、家族の顔もうかびますよ。
古屋さん)実際には、あう合わないもありますしね。
愛宕)受け入れる組織からも、違うかもしれないと言えるのは大事だと思いますね。
古屋さん)相談を受けると、隣の芝生は青いと感じているだろう感覚があります。ベンチャー企業だと裁量権が大きかったり自由に見えて魅力に見えるんだと思います。
愛宕)裁量権が大きいってことは、背負う責任も大きいってことですからね。
古屋さん)転職だけじゃなく、就職でも言えると思いますが、仕事経験がないまま働くことになってミスマッチが起きてしまう。だからこそ、転職においては、複業や兼業をベースにおいたコミットメント・シフト。就職においては、ロングインターンが有効なんじゃないかと思っています。
愛宕)わかります!僕も長期インターンのサイトを作っていたことがあったので。今は譲り渡して他の会社が運営していますが。
古屋さん)インターン経由で入職する人がもっと増えないとスタートダッシュがきれないと感じてます。結局、企業側がポテンシャル対応になってしまうために、大企業が新卒採用に期待しないと言ってしまう現実があります。とはいえ、たかだか2〜3年の年齢の差で、価値を判断されてしまうのは残念だと感じています。
愛宕)実際に仕事の経験をさせてもらえなかったら、価値につながらないですよね。企業側の投資として2〜3年で価値を回収しようとするのはわかります。コデアルは「働くをもっと自由に」を実現する意義があると信じて、事業を起こしていますが、これまでに関わってもらった人へ、どうやって価値を返していくかは、常に考えている感覚がありますね。関係性というのは、ちょっと居場所がかわったとしても、続くと思うんですよね。基本的に信用のある行動を取ってきていて、信頼をしてもらえている人がいたとしたら、その関係性は続いているはずだから、コミットメント・シフトが大事なんじゃないかという感覚です。
古屋さん)そうですよね。関係の本数が太くなり増えていくと思う。今までだと、労働契約の本数は1本だった。これからは、労働契約や業務委託等で、契約している数自体がサラリーマンだったとしても増加していくはず。
それは、労働に限らず、趣味、プライベートなど関わる人の本数や関係の本数が、いままでと比べ物にならないほど増えると感じています。
日本社会では若者は超貴重な存在になっていく。目を輝かせながら働ける人を増やしていきたいですね。つまんない時代にはしたくないです。
愛宕)めちゃくちゃ共感しますね。関係性の本数を1本増やそう!という感じで、「働くをもっと自由に」の興味関心があって、一時体験をしている人が集まる場として、オフラインのイベントを開催したいですね。なにかしら、1本の関係性を増やすことを目的に。オフラインイベントでは、実際の体験から得られた情報を元に、その場で、ディスカッション出来る場をつくりたいと思います。次回もご一緒できる機会を楽しみにしているので、よろしくお願いします!
<イベント情報>
日時:2019年7月23日(火)
時間:19:00〜21:00(予定)懇親会は有志で、別の場所で開催予定
※会場ビルの都合で、20時を過ぎると入館できません。予めご了承ください。
テーマ:「転職がなくなる時代。複業によるコミットメント・シフトとは?」
参加人数:15名
参加条件:コミットメント・シフトや複業に前向きな企業や人
参加応募:こちらから、お申込みください↓※Facebook等で使用の本名にてご応募ください。
https://chouseisan.com/s?h=7a1108e8c5c94d1684a72f598304c6bb
参加費:無料
場所:ログリー株式会社
東京都渋谷区道玄坂一丁目16番3号 渋谷センタープレイス 2F
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