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体験レポート|「リモートワーク環境下でのチームビルディング」について語る会

こんにちは。CODEALバックオフィス担当の前川ともこです。
先日、2020年5月1日(金)に行われた「リモートワーク環境下でのチームビルディング」を語る会に私も参加しました。

新型コロナウイルス対策により、多くの企業様がリモートワークを取り入れている環境下でどのようにチームビルディングを行っていくか?について松本淳さん、元山文菜さん愛宕翔太(弊社CEO)の3人からお話を聞くことができました。

リモートワークにおいてなぜ心理的安全性が大切なのか?

まずはチームビルディングの大事な鍵となる「心理的安全」についてからスタートです。
離れて仕事をしているとそれぞれの作業進捗がわからない状況になりがち。
そんな時の工夫として「情報の格差をなくすこと」「タスク分解」などが挙がりました。

決定プロセスがわからないまま物事が決まると不安につながるため、自分のスケジュール全員に共有したり朝晩のメールで自分の予定を開示していくことを元山さんから提案。
また、例えばパワーポイントの資料を作るという業務であれば「情報収集」「社内社外へのヒアリング」などタスク分解ができるのでそれぞれに時間配分をして、各人へ依頼するという明確な進捗状況が分かる方法も紹介がありました。

松本さんからは自己開示していくこと、まずは社長から率先してオープンにしていくべきとの自己開示が大事なポイントであるというお話が出ました。

具体的に言うとオフィスにいると非言語のコミュニケーションがあるけれど、オンラインになるとそこが分からない。
文字で残るやり取りをする上で心理的安全性がないと自己開示ができず、どんどんとやり取りがクローズドになり、わからない事がわからない状態になってしまう・・・。
自己開示することで無駄な監視をせずともマネージメントする人・される人共に働きやすくなっていく。

まずは自ら自己開示を始めて行きたいですね!

雑談から仕事が生まれていく。仕事を生み出すための雑談と対話とは?

次のテーマは雑談がリモートワークだとより大事になるという「雑談」について。

リアルなオフィスだとすぐに雑談ができるけれどリモートワークだとそれもなかなか難しい。
確かに、リアルオフィスなら会議前にちょっと話をしたり「雑談」してましたよね。
そこを解消するために朝会、昼会、夕会を行うこと、ディスコードという無料ツールだと部屋を作れるので3つくらいの部屋に分かれて雑談の時間を設ける例などのお話がありました。

他にはオープンチャットで個人の部屋を作り、Twitterのように気になったことを発信したり、そこへ訪れて行ってコメントするという離れていても自分のペースで誰かと「雑談」できる方法なども紹介いただきました。

中には東京〜大阪間などの支社間のコミュニケーションが強くなったという事例もあるよう。
義務的に行う雑談では意味がないのでみんなで同じ時間を味わえる環境や関係性を作ることを大事にし、今後非常事態宣言が緩和されて出社できるようになった場合にもリモートワークを活用できるようにしていきたいですね!

リモートワーク疲れしてませんか?どうやって疲れないようにする?

家=オフィスの図式が成り立つリモートワーク。
良い面もあるけれどこれにより疲れてしまわないようにするにはどうしたらいいか?というテーマ。

働く時間も自由に選べるリモートワークでは業務時間という概念が希薄になり、チャットや電話、休みの日のメールなど、これまで以上に制限がなくなる可能性があるため、受け取り側の取捨選択の必要性が話されました。

心理的安全のテーマでもお話に出ていたカレンダーの開示に休憩時間も入れて時間割のように仕事とプライベートのメリハリをつけるなど、元山さんがおっしゃっていた”自分との約束を守る”「時間自律性」が、とても印象的でした。
自分との約束をしておくことでトコトン仕事をしすぎて疲弊してしまう事態を回避したいですね。

松本さんがおっしゃるにはzoomの「ビデオあり」をやりすぎないのも大事とのこと。
顔が分かった方がよいけれど、パソコンの画面をずっと見ながら会話することが疲れてしまう。
たくさんの顔を見ながら会話することは、脳のメモリが使われすぎてしまうという調査データもあるほど。
ミーティングの最初と最後だけ顔を出したり時と場合によって音声だけの時間を作っては、というお話がありました。

この”ビデオ通話疲れ”という部分ですごく皆さん反応していた印象でした。
コデアルは日頃からビデオ通話が当たり前なのですが、慣れていない方からすると緊張するし疲れてしまうと思います。
疲弊しないためにうまくビデオOFFを取り入れる流れを作っていきたいですね!

弊社愛宕からは時折スタンディングにしていると、運動不足を緩和したり動きがでるので気分転換になる。
僕も今、立って話しているんですよ!と今まさに実践しているスタイルの紹介もありました。

#リモートチームビルディングで出ている質疑応答

たくさんの方のご参加いただいた今回のウェビナー、コメント欄には感想や質問も多くいただきました!

Q:リモートワーク環境下での新卒のフォローが難しいです。

A:リモートワークは経験があるとスムーズに進みやすいが、フルリモートだと難しく感じることもある。

仕事のやり方・文化は、テキストやビデオ通話では伝わらない部分も多く、上司や先輩が横について仕事のやり方を教えたりできないと成長が遅くなる可能性も。

もちろん、リモートワークで各地に新入社員をを雇い、育成することも可能。
それにはスキルマップをつくりそれぞれの定義を決めて、仕事を分解して整理することで対応できます。

Q:オンライン化しやすい職種としにくい職種があると思います。

オンライン化しやすい職種、しにくい職種がある中でも特に営業職種で難しいのは、訪問や電話セールスなど実際のやり方を見せられない場合があること。
コデアルではお客様の許可を得て録画し社内限定で共有することで、教育ツールのひとつとしてシェアしています。

———

最後に松本さんからはある大企業の代表はリモートワークをやってみてオフィスは必要ないのではということに気が付いたというお話がありました。
リモートワークをポジティブに捉えてチャンスと考えて、という展望はとても勇気づけられます。

元山さんからは「コロナの影響による」と思われているリモートワークですが働き方自体が変革している時期であることを理解して皆さんでパラダイムシフトを起こしていきたいと考えています、というコメントをいただきました。

まとめ

すべての内容に共通しているのは”心理的安全性”が大前提にあることだなぁと感じました。
それがないと雑談も生まれない、自己開示できない、時間自立制に向けてオープンにできない。
”心理的安全性”がすべてのリモートワーク拡大の鍵なのですね。

そして企業の文化や空気感など、言語化できない部分を伝えるのはたしかに難しい。
何がわからないかわからない人へのフォローなど、言語化が難しい部分を打破できればもっとリモートワークは進むのではないでしょうか。
コデアルも今回のお話を参考にしながらこれからも頑張ります!

ご参加いただいた35名の皆様、そして、お話いただいた松本さん、元山さんありがとうございました!

 

語る会メンバー

松本淳
一般社団法人アースメディア代表理事
株式会社ブライトアンドカンパニー代表取締役

1997年株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社、人材紹介事業の新規立ち上げで事業戦略立案などを担当。 2003年に独立、求人検索エンジン事業のジョブダイレクトを創業し、リクルートによるM&A提案を受け5年で事業売却。その後は海外NGO支援、社会起業家支援などを手掛ける一方、新規事業戦略、組織・人材戦略を中心に法人への事業コンサルティングを提供。また「企業とコミュニティ」の関係性に着目し、SNSを基盤とするソーシャルな関係構築と企業と個人の共創の場づくりを実践。
Twitter:@Jn_Matsumoto
note:https://note.com/jn_matsumoto

元山文菜
株式会社リビカル 代表取締役
NPO法人 施無畏理事

大学卒業後(株)サクラクレパスに入社し、商品企画部プロダクトマネージャーとして活躍。2008年、富士通(株)に転職し、営業管理業務の業務改善などを歴任。2017年に独立。株式会社リビカルを起業。立ち上げ時からフルリモートによる経営を実施。バックオフィス業務全般に対するBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)コンサルタントとして活動。BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)やRPA(ロボティクスプロセスオートメーション)、業務システムの導入や運用定着支援。「仕事」の仕組みを再構築し、みんなが「働く」を楽しめる社会の実現を目指し日々取り組んでいる。
Twitter:@ayana_motoyama
note:https://note.com/nyannko613

語る会ファシリテーター

愛宕 翔太
コデアル株式会社 CEO

働くをもっと自由に。
即戦力エンジニア採用のプラットフォーム「CODEAL( http://codeal.work )」運営。
Twitter( @shotaatago )、ブログ( https://note.mu/shotar )では、エンジニアの採用やリモートワークを支援するためのノウハウや日々の思いを発信中。

 

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