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株式会社プレイドCTO柴山様インタビュー

1. なぜKARTE[カルテ]を創ることになったのでしょうか?

弊社では、KARTE[カルテ]というウェブ接客サービスを創っています。KERTEでは、従来のアクセス解析とは違い訪問者1人1人にフォーカスすることができ、さらにその解析に基づいて、ワンストップでアクションを起こすことができます。

開発当初は「ウェブ接客」という概念はなく、「個人を知る」「個人に合わせる」ことができるサービスを創りたいという想いからサービスのアイデアが生まれました。このアイデアを、後々「ウェブ接客」という言葉で表すことができるようになりました。

2. どのような経緯でCTOになられたのでしょうか?

代表の倉橋(倉橋健太代表)は楽天出身なのですが、私の前職にも楽天出身の方がいて、倉橋と引き合わせて頂きました。

もともと、新たな事業を起こしたいという思いはあり、前職でも経営が見えるような位置で経験を積んでいました。倉橋と出会い、チームを作る能力に欠ける自分と比較して、集団を一つのチームとしてモチベートできる倉橋の特異な能力に惹かれて一緒に始めることにしました。

KARTEのコンセプトが固まるまで、4ヶ月はかかりました。当時、エンジニアは私一人で、コードを書いては壊し、書いては壊しを繰りかえし、モックばかり増えるような状態でした。コンセプトが決まり、サービスとしてお客様に使っていただけるようになるまで10ヶ月かかりました。

3. 入社されて、どのような開発体制の変遷がありましたか?それに伴うご自身の役割の変化はございましたか?

エンジニアが5,6人になった頃から一度マネージメントをする形を試してみましたが、技量が高く、自分のペースでやりたいというエンジニアが多かったので、むしろ効率を悪くしていると感じたので、スプリントだけ構え、あとは個人の裁量に任せるという方針に変えました。今でも根本にはこの思いがあるのですが、全員が個人突破できる「レアル・マドリードスタイル」と呼んでいます(笑)

しかし、10名以上になってパラレルでみんなが違うタスクをやっている状態だと、そのぶんコミュニケーションをとらなくてはいけなくなって、時間をロスしてしまうようになりました。そこで今は、5-6人にまとめたメンバーでフォーカスするものを決めて、チームで消化しています。

情報共有はSlackで、ドキュメント管理にはもともとQiita:Teamを使っていたのですが、今はesa.ioを使っています。

弊社で最も機能改善の要望が上がってくるのは、CX(Customer Experience)チームです。CXチームはサポートの役割も担っています。

開発チームにサポートからの要望が上がってくると、どう優先順位をつけるべきか迷うことが多々あります。そこで弊社では、サポートチーム7名中4名をエンジニアにしています。ユーザーに近いことでモチベーション、パフォーマンスが上がるタイプのエンジニアです。

今後は、チームの数も少し増やしたいですし、CXチーム含め開発以外にもエンジニアを配置し、会社の力を上げていきたいと思っています。人数を増やしていくと目線がブレやすくなってくると思うので、プロダクトの大きなビジョンを伝えることで、自律的に個人がパフォーマンスを出せるチームにしていくことでうまく突破していきたいと考えています。

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